Jessica & Yu

二人がオンラインで繋がったのは、パンディミックの始まり、大阪でのことです。
インドネシアを故郷とするJessicaは当初、言葉の壁が気になっていました。
日本語を母国語とするYuは、英語があまり流暢とは言えませんでしたから。

後にそれが全くの杞憂であったことに気がついた二人。
共通の興味よりむしろ二人の違いが愛を深めたのです。

互いの違いは、距離を広げるどころか、お互いを深く知る素晴らしいチャンスと受け止めました。
JessicaはYuの思いやり、気配りそして離れていても時間を厭わない彼に惹かれていったのです。
物事を効率的に進めるJessica、彼女のそばにいることの心地良さを幾度となく口にするYuでした。

公園を二人で散策し、共に過ごす静かな時間を大事にしました。歩いたり、電車やバスに乗ったり、安らかで静かな会話がお互いの絆を強くするあらゆるチャンスを逃しませんでした。

2022年、ついにYuは結婚を申し込んだのです。

"よくあるプロポーズではなかったわね。" Jessicaは可笑しそうに続けます。
Yuは結婚について切り出し、ジュエリーショップにすでにアポイのあることをさらりと告げました。

それから二人は一緒に、ジュエリーショップへ向かったのです。
それはとても実用的であると同時に、Yuの繊細な思慮深さのエピソードでもあります。

都会での日常を離れて、のんびりとした休日、明るい陽光、微かな海風、アウトドアでの互いへの約束…　バリでのウエディングはJessicaとYuにとってパーフェクトに思えました。

友人からのレコメンドを耳にするうちに、Jessicaは遂にティルタに辿り着きました。オールインクルーシブパッケージ、微細で丁寧なプランニング、そして目の眩むような絶景で知られる、その場処です。

慎重な熟慮の結果、60名の大切なゲストを迎えてのインティメイトな夢のウエディングを実現するステージにふさわしいのはティルタの他にはない、と確信したのでした。

パステルカラーをメインに、バリの眩いくらいのサンセットな色合いをふりかける…
シンプルそれでいてエレガントなウエディングをJessicaは夢見ていました。

"私が持っていたヴィジョンにティルタが息を吹き込み、現実のものにしてくれたの。事前にスケッチは見ていたけれど、実際に眼前に広がるセットアップは、私の想像を超えたものでした…息を呑む程に素敵！"

セレモニーは、Jessicaの大好きな‘その日’のモメント。思ってもみなかった程に感情を揺さぶられ、愛しくて近しいゲストと気持ちを一つにした時間は、忘れないものになりました。彼女が夢見ていたインティメイトなウエディングです。

Yuはチャペルに向かう感情の昂り、そして夫と妻としてキスをした瞬間に溶け去る緊張を覚えています。それは一生忘れられない思い出になりました。

ピーチ、ブラッシュ、ライラックにグリーンのニュアンスを組み合わせて、そしてネイビーブルーがアクセントの繊細なデコレーション。インディゴブルーのランナー、ウォーターゴブレットにナプキンにも控えめなブルー。エレガントなゴールドのカトラリーでブルーのニュアンスのテーブルスケープの完成！

オールドローズ、エクアドルローズ、リシアンサス、紫陽花にデルフニュームの花々が並びます。