プランニングの手順
バリ島で挙式を行う決定をしたら最初に検討するのが挙式会場とウエディング・プランナー。バリ島には挙式会場にいくつかのカテゴリーがありますが、基本的にウエディング・プランナーは必要です。会場によってはプランニングチームがすでに存在する場合がありますので、その場合はどこまでのサービスを提供してもらえるか確認して、場合によっては別途、外部のウエディング・プランナーを雇用する必要があります。
挙式会場とウエディング・プランナーが確定したら会場デコレーションと料飲についてウエディング・プランナーと相談しながら検討していきます。 それと同時にフォトグラファー、ビデオグラファー、ヘアメイクなどベンダーも検討しましょう。予算の中で収まるようセレクトしていくことが重要です。
プランニングの開始時期
プランニングを始める時期は遅くとも挙式日から逆算して半年前、理想的には1年以上前から余裕を持って検討していくのがお勧めです。特にハイシーズンで人気の挙式会場はご希望の日程で予約が困難なことも予想されます。挙式日にこだわる場合は尚更です。
お勧めの時期は乾季の5月から10月です。この時期は比較的、雨も少なく屋外での挙式に向いています。もし雨季の11月から4月でご検討されている場合は、雨天のリスクを考慮して最初からチャペル挙式を検討されるのも選択肢の一つです。
またゲストの中に車椅子が必要な障害者が含まれる場合は、会場に障害者用のトイレがあるかなど事前の確認が必要で、選択できる会場に制限が出てきます。
挙式会場のカテゴリー
バリ島での挙式会場は主に3つのカテゴリーがあります。
- ホテルのチャペルまたは屋外での挙式
- 独立型宿泊ヴィラの屋外での挙式
- 独立型の専用挙式会場のチャペルまたは屋外での挙式
カテゴリー別にそれぞれ特徴が異なりますので、ご検討される際にはそれぞれの特徴を理解した上でご希望に合う挙式会場をセレクトしていく必要があります。実際には当日、雨の場合も想定されますのでPlan Bを十分検討しておく必要があります。
挙式会場候補をあらかじめ絞り込んでからプランナーを探しても良いですし、プランナーを先に確定して相談しながら挙式会場を探すのも良いかもしれません。キャンセル規定も挙式会場によって異なるので事前に確認しておくことが重要です。
ホテル挙式の特徴
- 施設内に挙式会場と宴会場があるので移動がなく便利
- 屋外挙式の場合、雨天対策のPlan Bを要確認
- 基本的にホテルは挙式会場と料飲と宿泊を提供
- ホテルによってウエディング・プランニングを含む場合もあるので要確認
- 含まない場合は別途ウエディング・プランナーを雇用
- 挙式宴会に関しては完全貸切にするのは難しい
- 挙式宴会が屋外で雨天の場合は、別途テントを用意するか、もしくはボールルームに移動
- ベンダーや機材の持ち込みに制限があるため自由度が高くない
- ホテルにもよるが挙式全体としての総費用は高め
ヴィラ挙式の特徴
- 施設内に挙式会場と宴会場を設置するので移動がなく便利
- 屋外挙式となるので雨天対策のPlan Bを要確認
- 基本的にヴィラは施設だけを提供
- その他の手配は全て外注となるため、ウエディング・プランナーを雇用することが必須
- 自由にウエディング・プランナーを選択することが可能
- 完全貸切となるのでプライベート感は抜群に良い
- 挙式宴会を屋外で行う場合は、追加費用でテントを別途、用意するなり雨天対策が必須
- ベンダーや機材の持ち込みにほとんど制限がないので自由度が高い
- 料理はケイタリングになるのと準備する業務用のキッチンもないのでクォリティは期待できない
- 大人数用の独立したトイレや障害者用トイレがないので不便
- 通常はミニマムステイがあり、イベントフィーとして1泊分の追加費用が必要
- 料飲も含めて全て持ち込む必要があるので総費用は高め
専用挙式会場の特徴
- 施設内に挙式会場と宴会場を有するが、会場までは車両による移動が必要
- 屋外での挙式会場を選択した場合もチャペルがバックアップ会場となるなど雨天対策が万全
- 挙式会場が施設だけでなく挙式、料飲のすべてを提供
- ほとんどの挙式会場がウエディング・プランニングを含むのでワンストップで完結
- 別途、追加費用で自由にウエディング・プランナーを選択可能
- ほぼ貸切となるのでプライベート感は非常に良い
- 挙式宴会を屋外で行う場合もバックアップが屋内会場となるため雨天対策が万全
- ベンダーや機材の持ち込みにほとんど制限がないので自由度が高い
- 宿泊施設はないので予算に合わせて自由にホテルの選択が可能
- ほとんど持ち込む必要がないので総費用はリーズナブル
ウエディング・プランナーとは
ウエディング・プランナーが行う主なサービスは挙式当日に関わる手配で以下となります。滞在中のホテルや車両の手配などは含む場合と含まない場合があるので要確認。
- ご希望に合わせた挙式会場、宴会場のご提案と手配
- ご希望に合わせた挙式スタイル、会場装飾のご提案と手配
- 挙式宴会の料飲やエンターテインなどのご提案と手配
- フォトグラファーなど最適なベンダーのご提案と手配
- 挙式当日に必要となる車両の手配
- 挙式当日のお客様用とスタッフ用の予定表の作成
- 全てに関わるコスト管理
プランナーのチェック項目
最適なウエディング・プランナーをセレクトできるかどうかがバリ島挙式を成功させられるかどうかの大きな要因になることは間違いありません。慎重にSNSやWebサイトで情報を比較して候補をリストアップしてから、実際に打診して感触を掴んでいく必要があります。
以下、ウエディング・プランナーをセレクトする際にチェックすべき項目をリストアップしています。
- 滞在中の宿泊や車両手配まで含むかサービス内容の範囲
- 要望に対して的確な提案力があるかどうか
- 要望をどこまで自由に受け入れてくれるか
- 問い合わせに対して回答するまでのレスポンス速度
- 挙式当日、現場で直接指揮をとってくれるかどうか
- 雨天の場合、Plan Bの提案力がどうか
- 隠れた費用がなく、見積書が正確に作成されているか
会場デコレーションと料飲
ご希望の挙式会場とウエディング・プランナーがセレクトできたら、会場デコレーションや料飲についてウエディング・プランナーと相談しながら決めていきます。 自分たちらしい挙式を実現するためには欠かせない重要なアイテムです。
雨天時のPlan Bもしっかりと打ち合わせておきましょう。 ハラールやビーガンなど食事制限がある場合は、事前に伝えて解決しておきましょう。
またほとんどの場合、ご参列いただくゲスト用に会場までの車両手配が必要です。これらもウエディング・プランナーに相談しましょう。
最適なベンダーとは
会場デコレーションや料飲について検討するのと同時にベンダーもセレクトしていきましょう。やはりメインはフォトグラファー、ビデオグラファー、ヘアメイク。 おそらくこのアイテムをオーダーしないカップルはいないと思います。
バリ島には数多くのフォトグラファー、ビデオグラファー、ヘアメイクが存在しておりますが、逆に言うと数が多いのでセレクトするのが大変ともいえます。 やはりこれらもウエディング・プランナーに相談しながら候補を絞り込んで、ベンダーそれぞれが持つWebサイトやSNSを見て比較するのが最適な解決策です。
その他、ご希望に応じてエンターテインのバンド、MC、DJ、バリダンス、花火などがあります。50名以上で宴会を行う場合はプロのMCを雇用した方がスムースに進行するし盛り上がります。バリダンス、花火は会場によって不可の場合もありますので事前に確認が必要です。
挙式当日
以上の手配が完了したらいよいよ挙式本番です。 ほとんどの場合、挙式の2日前に挙式のリハーサルとテクニカルミーティングを行います。 挙式当日を成功させるためにも非常に重要な打ち合わせとなります。
挙式当日はウエディング・プランナーの作成した予定表に沿って進行していきます。最も重要なのは細かい手配などはウエディング・プランナーに全て任せて、お二人とゲストは挙式と宴会に集中して楽しむことです。 それを実現するためにウエディング・プランナーとチームが当日をサポートします。お二人の思い描くバリ島ウエディングを実現させましょう。
